デジタル化の3本柱

ソフトウェア、モデル、プロセスを適切に選択することが、デジタル化を成功に導く秘訣です。これらをデジタル化の3本柱と称します。

  • ソフトウェア
    選択したソフトウェアには、安定した生産プロセスに必要な機能、プロセス範囲、相互運用性、互換性、一貫性が求められます。このソフトウェアを活用して、製品開発およびプロセス・チェーン全体の完全デジタル化を実行します。
  • モデル
    「デジタル・ツイン」と称される、いわゆるデジタル・モデルは、標準化された一貫性のあるエンジニアリング手法に基づき、生産プロセスに欠かせない要因をすべて考慮します。またすべてのエンジニアリング段階を通じた生産プロセスの進化および成熟も対象となります。信頼できるデジタル・プロセス・ツインを一貫して構築し、生産プロセスの精度を高めることを目標としています。
  • プロセス
    作成したデータの透明性を全方向に確保でき、データの利用を最適化できる開発、エンジニアリング、生産のプロセスを構築することで、意思決定プロセスを合理化および迅速化できます。その結果、下流部門を包括的で有意義にサポートでき、またデジタル・モデルも現実世界で実施するための設計図として全面的に承認されます。

これらの3本柱は、デジタル化を行うプロセスの検証、妥当性確認および実施を表しています。 ソフトウェアはソフトウェア開発者が開発中に継続的に確認する必要がありますが、モデル構築のプロセスおよび構築されたモデルは、ユーザーがソフトウェア・ベンダと共同で検証しなければなりません。そして新たにデジタル化されたプロセスを組み込んだプロセスの変更は、OEMとサプライヤが実施し、それをソフトウェア・ベンダが支援します。

オートフォーム社は、ソフトウェア、モデル、プロセスの分野に積極的に参画し、お客様がシームレスなデジタル・プロセス・チェーンを構築する上できめ細かな支援を行っています。この取り組みは、製品ライン戦略だけでなく、ソフトウェア開発や試験方法などについても多面的に扱っています。そして最優良事例としての手順や方法を確立し、お客様や提携企業と建設的で効率的な協力体制を構築することを最優先課題として努めています。