プレスリリース

AutoForm Hydro 2016 – チューブ・ハイドロフォーミングにおけるスプリングバック見込み補正

プレス成形業界向けのソフトウェア・ソリューションの世界有数のサプライヤであるAutoForm Engineering GmbH(本社:スイス)の日本法人、オートフォームジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:クリベリ マルコ A.)は、最新のソフトウエアであるAutoForm Hydro 2016を発表しました。このAutoForm Hydro最新バージョンは、斬新なスプリングバック見込み補正機能をはじめ、多くの機能が大幅に強化されています。 AutoForm Hydro 2016は正確なスプリングバックのシミュレーション結果に基づき、曲げおよびハイドロフォーミング工程後の効率的なスプリングバック見込み補正を可能にします。

AutoForm Hydroは、チューブ・ハイドロフォーミング工程の金型設計およびその工程のシミュレーションの迅速な実行を可能にする、AutoForm最新鋭のソリューションです。最新のソフトウェア・バージョンとなるAutoForm Hydro 2016は、新機能や大幅に強化された機能を実装しています。最も重要な機能が、曲げおよびハイドローフォーミング工程のスプリングバック見込み補正です。

曲げの見込み補正は、金型形状を変更せずに、反対方向のスプリングバックの同じ値と工程パラメータの見込み補正を使い、新しい曲げラインを作成することで実行します。ハイドロフォーミングの見込み補正は、ハイドロフォーミング工程のスプリングバックと、移動、ねじれ、クラウニングなどのすべてのスプリングバック・モードを考慮します。金型形状は自動更新され、見込み補正済みの金型となり、簡単にエクスポートができます。スプリングバックの根本的な原因を特定および解析することで、最も効果的な見込み補正の方案を比較的容易に定義することができます。

この斬新で他に類をみないチューブ・ハイドロフォーミングのこの機能の他に、AutoForm Hydro 2016では、曲げおよびハイドロフォーミング工程の荷重制御軸ツール、曲げ工程前の適切な位置決め、上型や下型のフィレット半径作成、そして体積制御のハイドロフォーミングなど、工程説明や金型設計の機能も強化されています。ハイドロフォーミング工程全体をより深く理解および検証することで、開発時間の短縮や金型、材料および生産のコストの削減が実現できます。

当社の Corporate Marketing Director、Dr. Markus Thommaのコメントです。「ユーザーのみなさまにはAutoForm Hydro 2016をお使いいただくことで、チューブ・ハイドロフォーミングにおける新たなレベルの競争力を実感していただけることでしょう。今日の市場では、唯一、このソフトウェアのみ、チューブ・ハイドロフォーミングにおけるスプリングバック見込み補正ができます。すでに工程設計段階において、フィージビリティやスプリングバック計算および見込み補正を実行できるため、CAD段階におけるコスト高な再設計の削減や、金型の製作やトライアウトの大幅な時間削減につながります。AutoForm Hydro 2016によって、部品設計者、工程設計者、それに金型製作者は、部品の精緻化、部品の高い品質要件、新材料の導入、リードタイムの短縮やコストの圧縮など、高まり続ける要求に、適切に対応できます。」

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