プレス成形プロセスおよびBiWアセンブリ・プロセスのソフトウェア・ソリューションを提供する世界有数のサプライヤであるオートフォーム社は、ドイツ Stampack GmbH の買収を発表しました。これによりオートフォーム社が推進する継続的な技術革新やプレス成形シミュレーションの包括的なデジタル化に対する取り組みがさらに強化されます。
オートフォーム・グループはプレス成形技術のグローバル・リーダーとしてさらなる発展を目指すべく、Stampack GmbHの買収を発表しました。Stampackの陽解法ソルバー技術やソリッド要素シミュレーションをはじめとする専門技術やソフトウェア・ポートフォリオは、オートフォーム社が提供する包括的なソリューション群を補完するものです。これにより技術革新の新たな機会創出はもちろん、お客様にはさらなる価値を感じていただけると確信しています。
Stampackソフトウェアは陽解法ソルバー技術に基づいており、急激な変形や複雑な接触変化を伴う現象を効率的に処理します。さらには厚板部品または小半径や板減を伴う部品の成形工程も確実に検証できます。オートフォーム社のソフトウェア製品ラインにStampackソフトウェアが加わることで、LogoPressも含め、お客様が直面するプレス成形の諸問題に対してより的確な支援を提供できるだけでなく、自動車、航空機、家電製品などの幅広い分野において、より多くの課題にも対応できるようになります。プレス成形業界にて30年以上にわたるオートフォーム社の業績や世界各地での導入実績はStampackにも有益に作用します。この共生関係から創出される高い価値をお客様へお届けできるだけでなく、新たな業界へより幅広くソリューションを提供することも可能となり、延いては安定的な成長も見込まれます。
また、新たに取得した技術を組み込むことで、構造力学、弾道学・防衛、造船、建設、エネルギー、インフラなどさまざまな業界における精密なアセンブリなど、応用分野の幅がさらに広がります。
オートフォーム・グループのCEOであるオリビエ・レトートルは次のように述べています。「オートフォーム社によるStampackの戦略的買収を大変喜ばしく思います。両社のノウハウを相互補完することでポートフォリオが広がり、既存のお客様のみならず、自動車、航空宇宙、家電製品、電気機器など、オートフォーム社といまだお取引のない業界の新たなお客様にも、さらに大きな価値を感じていただけると確信しています」
Stampack GmbHのCEOで前オーナーのルカ・ホルヌング博士は、次のようにコメントしています。「オートフォーム・グループの一員となり、今後の事業発展に貢献できることを大変嬉しく思います。Stampackの技術と市場重視の姿勢は、オートフォーム社の事業に有益に作用し、新たな機会をもたらすことでしょう。またオートフォーム社の実績やリソースを活用しながら、ドイツ語圏の市場に深く浸透したStampackを世界規模で拡大してゆきます」
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