アルミや鉄鋼の生産

AutoFormソフトウェアの活用を通じて材料の歩留まりを向上させ、CO2排出量を大きく抑制することができます。材料歩留まりが1%向上すると、自動車1台の生産につき20.5kgのCO2排出量を削減できます。

材料生産に伴うCO2排出量は、鉄鋼の場合は平均1.65kg-CO2/kg、アルミならば16.1kg-CO2/kgです。プレス成形のエンジニアリング業務にAutoFormソフトウェアを活用すれば、材料の歩留まりを高めることができます。CO2排出量については、2010年からの10年間に3800万トンの削減を実現しました。そして2025年までには1億200万トンを削減できると予想されています。

自動車メーカーでは、材料生産時のCO2排出量削減を目指し、材料の歩留まりを高める取り組みを進めています。例えばブランクの最適化または金型や工程で消費する材料の最適化などを行う上で、オートオームが自社開発した専用のソフトウェアを活用すれば、ブランクの形状やネスティングを手早く予測することが可能になります。また材料消費を最小限に抑えた最適なブランクのレイアウトも効率よく計算できます。AutoFormソフトウェアを計画的に徹底活用することで材料の歩留まりを高めることができ、つまり、材料消費量の削減ならびにCO2排出量の削減を実現できます。

CO2カリキュレータへパラメータを入力するだけで、材料利用率の改善からどれだけのCO2を削減できるかを計算できます。材料生産における貴社のCO2削減量を計算してみましょう。