AutoForm ニュース

2011年10月31日

オートフォームジャパン、 熱間プレス成形と焼き入れ工程を 効率的にシミュレーションする「AutoForm-ThermoSolver」を発表

金型設計と板金成形シミュレーションソフトウェアの世界的リーディングカンパニーであるオートフォーム(本社:スイス)の日本法人、オートフォームジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:マルコ A. クリベリ)は、熱間プレス成形と焼き入れ工程を効率的にシミュレーションする革新的なソフトウェア「AutoForm-ThermoSolver」を成功裏に開発したと発表しました。このAutoForm-ThermoSolverにより、スプリングバックを最小限に抑制し、高強度で複雑な形状の部品を短時間、低コストで設計することが可能になります。

焼き入れ工程をコントロールすることで、目標とする局部強度特性を備えたプレス部品の設計が可能になります。
AutoForm-ThermoSolverは、ユーザー様が熱間プレス成型とクエンチング工程を正確にシミュレーションすることを可能にします。
焼き入れ工程をコントロールすることで、目標とする局部強度特性を備えたプレス部品の設計が可能になります。 AutoForm-ThermoSolverは、ユーザー様が熱間プレス成型とクエンチング工程を正確にシミュレーションすることを可能にします。
AutoForm-ThermoSolverは、クエンチング中の熱流束と相変態を考慮に入れています。これにより、オーステナイトからマルテンサイトへの組織構造変化を把握することが可能です。
AutoForm-ThermoSolverは、クエンチング中の熱流束と相変態を考慮に入れています。これにより、オーステナイトからマルテンサイトへの組織構造変化を把握することが可能です。

自動車業界では近年、より高度な衝突安全性や総重量削減などの要件を満たすために、熱間プレス成形と焼き入れ工程の重要性が増しています。熱間プレス成形と焼き入れ工程で製造される部品には、高強度、複雑な形状(要件に応じて)、スプリングバックが少ないといった特性があります。

AutoForm-ThermoSolverには幾つかのイノベーションが採用されています。このソフトウェアは直接・間接の熱間成形をサポートすることに加え、焼き入れ中の熱流束と相変態を考慮に入れます。これにより、エンジニアは素材の構造変化を正確に把握し、より良くコントロールできるようになります。さらに、焼き戻し工程を調整することで、目標とする局部強度特性を備えたプレス部品の設計が可能です。AutoForm-ThermoSolverでの結果に基づいて、熱間プレス部品の強度分布を考慮に入れ、衝突シミュレーションの精度を高めることもできます。

自動車メーカーと自動車部品会社は、AutoForm-ThermoSolverを利用することで、新しい自動車モデルに必要なAピラーとBピラー、トンネル、フロントとリアのバンパー・ビーム、サイド・レイル・メンバー、ドア・ビーム、またはルーフ・レールなどの熱間プレス成形部品の工程を確実に設計することができます。

オートフォームジャパンの代表取締役マルコ A. クリベリは次のように述べています。「新ソフトウェアのAutoForm-ThermoSolverを日本のお客様に提供できることとなり、喜ばしく思っています。日本のお客様の間では近年、熱間プレス成形の重要性が急速に高まっています。このソフトウェアを使えば、その工程を正確にシミュレーションできます。こうした革新的な工程を通じ、エンジニアの皆様は必要な強度の部品を活用していただけるようになります」

直接熱間成形と間接熱間成形:直接熱間成形では、部品を高温でオーステナイト化し、冷却ダイに移してから、取り出します。素材は高温時に良好な成形性を有するため、こうすることで、複雑な形状に成形できるようになります。間接熱間成形では、最初に部品を非加熱状態で取り出します。最終的な形状に成形する前に、オーステナイト化温度にまで加熱してから再び取り出します。このように工程を加えることで成形の限界を広げ、極めて複雑な部品形状を可能にします。

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