金型開発ソリューション: 顧客事例
この金型開発ソリューションは、最速で最も正確な多工程向けのトライアウト・ソリューションです。工程計画の策定者と金型設計者は、このソリューションを使用してプレス成形工程全体を作成・最適化・確認できます。プレス成形部品のロバストな生産工程を定義するのに必要なすべての情報を取得できるため、工程計画、金型設計、および製造における新たなレベルの効率と信頼性をもたらします。
Volvo Carsの導入事例
Volvo Cars Body Componentsは、絞り型の開発と最適化、トリムおよびフランジ金型の設計、表面の欠陥検出、スプリングバックの計算と見込み補正、材料使用量の最適化などにAutoFormのCAEソフトウェアを使用しています。生産前に行う作業としては、金型の開発、プレス成形のシミュレーション、成形した金型の解析と製造などがあります。生産されるすべての新型自動車モデルをサポートするために、多くの金型を解析します。
Volvo Cars Body ComponentsのSenior Forming Analysis Engineer、Kristoffer Trana氏は次のようにコメントしています。
「自動車メーカーによっては、シミュレーションとは別に最終確認用に2、3の異なるソフトウェア・コードを使用するところもありますが、私たちはAutoFormだけを使用しています。この金型開発ソリューションによって、より多くの工程をシミュレーションできます。私たちは高い精度を必要としており、部品特性と製造性の間の最適条件を見つけようと常にさまざまな工程やシミュレーションを試しています。プレス成形シミュレーションを使用すると、トライアウトの品質と初回製造する量産車のボディが5年前と比べてはるかに良くなっていることが分かります」
スプリングバック補正
AutoFormのバージョン4.1は、既存のソフトウェアにスプリングバックの形状補正を完全に統合することで、革新的な強みを依然として示しています。工程設計者はスプリングバック結果を直接考慮に入れ、金型形状を適切に補正することができます。フリー・スプリングバックとクランプ・スプリングバックのどちらの場合も、成形部品のスプリングバック値が自動的に絞り金型に転送されます。見込み補正領域は自動的に決定されますが、手動で変更することもできます。スプリングバック結果と金型形状間の関連付け、そして見込み補正の定義は、いくつかのパラメータで実行できます。ダイ・フェースの見込み補正は、スプリングバックと逆方向で同じ値を使用して行われます。見込み補正値は最新のアルゴリズムを使用して数分で計算され、補正された金型形状が自動的に次のシミュレーションの入力として使用されます。最適化ループをほとんど使用せずに、要求されている公差内で最終的なプレス成形を実行できます。このため、工程設計者の作業が最小限に抑えられます。
MAN Commercial VehiclesがAutoFormソフトウェアを導入
世界有数の商用車メーカーに数えられ、34,000人以上の従業員を擁するMAN Commercial Vehicles Groupが、プレス成形を最適化するためにグスタフブルク工場でAutoFormソフトウェアを導入しました。
MAN Commercial Vehiclesのグスタフブルグ工場でHead of Productionを務めるBernd Güntzel氏は、次のように述べています。「生産している部品すべて、つまり、ブランクゲージ厚が0.8〜1.2mmの成形部品にこの成形シミュレーション・ソフトウェアを使用しています。特に工程設計を定義する計画段階とダイ・フェースの設計支援にAutoFormソフトウェアを使用しています。このソフトウェア・ソリューションは工程設計とダイ・フェース設計について、私たちが必要としていたすべての要件を満たしていました。AutoFormソフトウェアなら、工程設計中からすでに成形部品の製造性を確保できるため、金型のトライアウトにかかるコストを削減できます」
Werkzeugbau Laichingen GmbHの導入事例
Werkzeugbau Laichingen GmbHは、ドイツの中規模企業として初めて10年前にAutoFormソフトウェアの運用を開始しました。それ以来、AutoFormソフトウェアを使用して多数のプレス成形工程を最適化しており、社内での適用分野をさらに拡大してきました。
AutoFormソフトウェアを選択した理由の1つは、工程の信頼性を高めるためでした。正確なシミュレーション結果により、致命的な不具合に対して設計段階から適切な対策を講じることができます。このような対策により、部品変更のリスクを低減できます。
この金型開発ソリューションを使用すると、専門家は工程全体を仮想的に検討でき、工程全体に関する知識を広げることができます。新しい材料が増え続け、業界の専門家でさえ限界に突き当たることが多い今、このことは極めて重要です。金型開発ソリューションによってこうした限界が広がり、新材料を簡単に導入することが可能になります。



