AutoForm ニュース

2008年9月24日

スプリングバック効果 – Mühlhoff はAutoFormによる生産信頼性を確信

Mühlhoff Umformtechnik GmbHは、AutoFormのシミュレーションによる複雑なプレス部品の生産信頼性を確信しています。Mühlhoffはこれまでの経験から、スプリングバックのあるプレス部品は、コストとリードタイムの両面で会社にとって大きなリスクとなることはわかっていました。Volvoモデルのルーフ補強のための金型開発の際にも、再びAutoFormの信頼性と重要性を確信しました。

部品形状(赤)と基準形状(緑)の比較:スプリングバック補正前(上)とスプリングバック補正後(下)
部品形状(赤)と基準形状(緑)の比較:スプリングバック補正前(上)とスプリングバック補正後(下)

Mühlhoffは、Volvo車体コンポーネント・プロジェクトに取り組んでいました。かなりのスプリングバックが予測される非常に細長い形状のプレス部品の金型を設計する際に、Mühlhoffには、このプレス生産を確実にするためにはAutoFormによる検証が正しい選択である、という確信がありました。1回目のシミュレーションでは、材料の伸びが不十分なために形状の安定性が不足するという結果となりました。クランピングと固定位置を考慮に入れると、スプリングバックの結果は目標形状とくらべて数ミリメートルの偏差を示していました。スプリングバックを補正することはできますが、プレス部品の安定した生産はまだ確実ではありません。根本的な原因は、材料ゲージ厚などの製造変数にありました。その後、ロバストな設計にするために変動的な製造パラメーターを用い、工程全体をAutoForm-Sigmaで分析しました。工程がロバストな場合にのみ、スプリングバック補正を正しく実施することができ、寸法の安定したプレス部品にすることができます。AutoForm-Sigma分析の結果を用いて金型補正を実施し、4回の補正を繰り返した後、結果は形状仕様と一致したものになりました。Mühlhoff はAutoFormソフトウェアによって生成した補正済みCADデータを、フライス加工に直接使用しました。

プレスの寸法の精度をチェックするためには、検査治具(クランピングおよび固定位置を含む)を使用します。
プレスの寸法の精度をチェックするためには、検査治具(クランピングおよび固定位置を含む)を使用します。

Mühlhoff は4週間分の作業負荷にあたる3回のトライアウトを減らすことができ、相応のコスト削減にもなりました。さらに、並行するプロジェクトが頻繁に中断されることがなくなるため、計画の信頼性も大幅に向上しました。Mühlhoffにとって、AutoFormの検証にてクリティカルなプレス成形の生産信頼性を確保するのは、非常に重要なことです。AutoFormソフトウェアは、適切なスプリングバック計算および補正によって不可欠で、重要な洞察を迅速に提供します。

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