AutoForm ニュース

2009年7月7日

AutoFormplus で移動硬化則モデル – スプリングバック・シミュレーションの精度向上

プレス成形業界向けソフトウェア・ソリューションのリーディングカンパニーであるAutoForm Engineering GmbHは、新材料モデルを開発しました。現行の多様な材料に十分対応し、最先端技術を備えた最高モデルのひとつです。これにより、AutoFormplus R1をご利用のお客様は、スプリングバックのシミュレーション精度をさらに向上させることができます。

スプリングバックのシミュレーションで移動硬化則モデルを使用しない場合(左)と使用した場合(右)でのU型プロファイル
スプリングバックのシミュレーションで移動硬化則モデルを使用しない場合(左)と使用した場合(右)でのU型プロファイル

AutoFormはスプリングバックのシミュレーション精度をさらに高めるため、新たな材料モデルを開発しました。この新モデルは、除荷時の材料の正確な挙動を追跡することができ、スプリングバック検証には不可欠な要件を備えています。バウシンガー効果による材料の軟化のほか、歪みの高まりに伴う弾性の低下という効果特性も備え、現在、最高の精度を備えた材料モデルといえます。最大の特徴は、AutoFormの材料モデルと完全な互換性があり、広く利用されている現在の材料データをそのまま活用することができるという点です。また4つのパラメータを追加するだけで、移動硬化則の影響も考慮されます。これらのパラメータは数学的抽象値ではなく、包括的で明確に定義された物理的意味を備えており、例えば、張力圧縮試験などから簡単に定義することができます。こうした方法が使えない場合には、AutoFormは材料グループ別にデフォルト値を用意しています。なぜこのようなことが可能かというと、パラメータごとにひとつの独立した物理的効果があるためです。この移動硬化則モデルを利用すれば、実際に特別な作業を行うことなく、実質的な精度の向上を達成することができます。その結果、シミュレーションを利用してダイフェースの正確なスプリングバック補正を行うことができ、最終的にトライアウト・ループ数を大幅に減らすことになります。

CEOのDr. Waldemar Kubliは次のように述べています。「このような高度なモデルをお客様に提供できることを嬉しく思います。しかし、優れたスプリングバック対策の実現には、スプリングバックのシミュレーション精度を高めるだけでは十分とはいえません。通常の手法では安定したプロセスしか補正できません。スプリングバックのロバスト性評価や、統合的な形状補正技術も必要になります。AutoFormは、AutoForm-CompensatorおよびAutoForm- Sigmaを持ち、困難なスプリングバックの課題に取り組むために必要なコンポーネントがすべて揃った市場で唯一の統合ソフトウェアです。」

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